先日アップした2本の動画についてです。
今回の動画、アルカディアのレッスン動画はスローで弾いた動画だけでは目コピ・耳コピが大変だと思ったのでTABを付けてみる事にしました。
さすがに1曲丸々をTABに起こし、左右パートの動画を撮る事はかなり時間のかかる作業になるので、イントロとソロのみとしました。
- LEFTパートはCD音源だと左チャンネルとなります。
実際のライブ映像では主にLeda氏がこのLEFTパートを弾いており、立ち位置も上手側(ステージに向かって右側)となっています
- RIGHTパートはCDでは右チャンネル。
ライブ映像ではISAO氏・大村孝佳氏がRIGHTパートを弾いているようです。
*公演によってはパート分けが違う可能性あり
基本的に私が弾いた動画は、Young Guitar 2019年11月号に掲載のTAB譜を参考に弾いたものです。
こちらは、楽曲で実際に弾かれたLeda氏が弾いたものが掲載されているので、そのTAB譜の正確さは100%!!
100%正確なTAB譜ですが、しかしながら私にはどうしても弾きづらい運指がある所は変更しています。
例えば上の動画 RIGHTパートの0:49~
5弦8フレットからの運指で私は弾きましたが、実際Young Guitar掲載の譜面は4弦3フレットからの運指のようです。
しかし私的にはこちらのポジションの方が早くポジション移動でき正確に弾ける確率が上がるので5弦8フレットからのポジションに変更しています。
とりあえず本人と同じポジションで弾かなければいけない事もないので、こういう難しい曲では自分の弾きやすいポジションに変更するのは全然アリだと思います。
奏法ポイント
私なりのポイントをいくつか上げたいと思います。
- BPM=200の壁
まずはこの曲、難しいのは当然ですがテンポがまず速い!! たぶん正確にはBPM=199.40辺り。
RoR (Road of Resistance)でもそうでしたが、この速いテンポで16分のオルタネイトピッキングが終始続きます。まずはこのテンポを単音でずっと弾けるかどうかがカギです。
1カウントの間に4つ音が入ります。実際弾いてみると分かりますがかなり早い。オルタネイトピッキングは出来るけど、長く持たないという方はピッキング方法を見直す必要があるかもしれません。
- フレーズの難解さ
速いのもありフレーズの難しさがUP!!
遅いテンポなら何てことないフレーズも、この速さ故に難しく思える箇所が何か所か出てきました。
その為、自分が得意な運指で弾けるポジションを探す事が必要かもしれません。
とにかく私も慣れないフレーズは、ゆっっっくりと何度も弾き、指に覚えこませ徐々にテンポアップという覚え方をしました。
この練習方法は、みなさんが知っている事だと思いますがやはり一番効果がある気がします。
補足しておくと、弾けないフレーズのみを繰り返し練習するのですが、その少し前から苦手なフレーズへ入るつなぎの練習もしておかないとミスる原因となります。
通して頭から練習すると必ず同じ所でミスるという箇所は、この練習が効きます!!
- 余分な音をミュートする
こういう速い曲では右手も左手も大忙し。だからこそミュートに気を付けないと余計な音が乱発します。
当たり前ですが、歪んだ音をキレイに鳴らすにはミュートが大事です。
また意外な事に、こういうメタルギターは実際は驚くほど歪みが少ない場合が多々あります。
テクニカルな曲は極力歪み量を押さえた方がキレイに聞こえる場合があり、私は普段KEMPERを使っていますが、家で弾く場合はソロパートでも最大の歪み量7.0までとしています。バッキングでは5.5~6.5がほとんどです。

この曲は実際いろんなテクニックが詰まっていて最初から最後までを弾きこなすのはかなり難しい部類ですが、1小節や2小節単位で順番に潰していけば超人的な運指が出てくるわけではないので弾けない事はないフレーズかなと思います。
ただそのテンポが鬼なだけ…。
私も完璧に弾きこなす事はまだまだ出来てないので、時間をかけて練習しようと思います。
でわ( ̄^ ̄)ゞ
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