
ギターを自由に弾けるようになりたいと考えた時、指板上の音の位置やコードの形と場所を覚えてる事が大前提です。
音の位置が分かっていないと、自分が何のコードを弾いているのか分からないですし、アドリブソロを弾くにしても適当に弾くだけではコードにあったソロを弾けません。
CAGEDシステムは、指板上のあらゆるコードを見つける事の出来る知識で、指板上でコードが見えているとソロなどで音を外す事が減らせますし、コードとスケールの関係を理解しやすくなります。
ちなみに、、この「CAGEDシステム」って言葉はここ10年ぐらいで出来た言葉ですかね~…。私が20代の頃はこのような言葉は聞いた事がありませんでした。この仕組み自体は昔からあった考え方ですが、どなたが最初に言い出したんでしょう?気になります…笑
5つのコードの形を把握する
が、その前にここから先は指板上の音名を暗記していることが大前提となります。まだ暗記してない方はこちらを参考にしてみてください
ギター・指板の音の場所を暗記する/まずはここから
ギター・指板の音の場所を暗記する Part2/オクターブで覚える方法
まずはCAGEDシステムの5種類の形を覚えます。呼び名はA型とかE型と呼んでいますが全てCのメジャーコードです。
![]() | C型 弾き語りなどでもよく出てくる形の基本的なCフォームの形。0フレットの黒丸も合わせて覚えます。 5弦3フレットのC音がルートのコード |
![]() | A型 こちらもよく見る形。 5弦3フレットCがルートのコード |
![]() | G型 こちらはコードとしてこの通りの形で押さえる事はほぼありません。6弦3フレットのGフォームの形。 6弦8フレットCがルートのコード |
![]() | E型 形的にはFコードですが、8フレットを0フレットと仮定するとEコードの形です。 6弦8フレットCがルートのコード |
![]() | D型 右側3つの黒丸を見ればDコードの形になっているのが分かると思います。 4弦10フレットCがルートのコード |
上の表の通り全てがメジャーのCコードの押さえ方です。
この5つのコードを指板上に順番に当てはめていくと、全てのCコードの位置を把握する事が出来ます。↓↓ (6弦上の音は1弦と同じなので説明上省略している箇所があります)

0フレット側からC A G E D型と並んでるのが分かると思います。
例えば、キーCのコード進行上でソロを取るとして、全ての音がCコード内の音なので、この音のどれかで終われば絶対音をハズす事が無くなるわけです。
*ここではCコードで話をしていますが、赤丸のルート音を他の音に変えるだけで全てのメジャーコードに対応します。
CAGEDシステムの応用
ここまでで疑問が出てくる方もいるかと思います。
マイナーコードの場合はどうする? とかセブンスコードはなど…
これは度数の話になりますが、マイナーコードであれば3度の音を♭フラットさせる事で解決します。↓↓

青丸が3度の音を半音下げた音。3度の音がメジャーとマイナーを区別する音なので、こうして半音下げる事によってマイナーコードにも対応できます。
7thコードであれば7度の音がm7なのかM7なのかで決まります。
上の図のように指板全体で見るとややこしいのですが、あくまでも1つのコード単位で見るとそこまで複雑ではありません。↓↓↓

-CAGEDシステムの最大のメリット-
単純に上の説明のように1つのコードの位置を指板上で見る事が出来るCAGEDシステムですが、それは言い換えると指板上どこの場所でも様々なコードが見えるようになるという事。
例えば、下の動画のように7~10フレット付近のみでダイアトニックコードの
C Dm Em F G Am Bmコード全ての位置が見えるようになります。(分かりやすいように3音、又は4音のみで表しています。)
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
この5つのメジャーコードの形。これが基本です!
マイナーコードやセブンスコードは基本のメジャーコードから変化したものなのでまずはこれを覚えてしまいましょう!
実際に指板上のあらゆる所でCコードを押さえられるように、何度も弾いて暗記したら、他のメジャーコードでも試してみましょう。
はっきり言って時間はかかります…
が、指板全体でコードが見えるようになる事はかなりの価値があります。
ややこしい形のコードが見える必要はありません。メジャーコードが見えるだけで世界が変わります!
でわ( ̄^ ̄)ゞ
Tweet ←この記事を共有する