フロイドローズタイプのブリッジは弦交換は難しいと思われてる方も多いようですが実際はそんな事もないです。
大変なのはチューニングに少し時間がかかるという事。チューニングが決まればアームでグワングワンしてもそんなに狂わないものです。
今回はESP SNAPPER7 Fujioka Customの弦交換をします。
7弦ギターなので当然弦1本多いわけですが特に6弦と変わりません。ペグがロック式ですので巻き付ける作業がないので、一般的なペグに巻く作業はここでは紹介しません。
弦交換に使う道具
まず使用する道具から
右から,
- 弦切断用の「ニッパー」
- Ibanezの「レンチセット」
- オクターブ調整用の「イントネーションアジャスター」
- 弦を巻く際の「ストリングワインダー」
- 無印良品の「貴金属磨き」
- ギタークロスにいらない布 など…
この他に指板オイルとか各自必要なものは変わってくると思います。
ストリングワインダーは上記のような弦を切るニッパーが付いている物もあるので持ち運び用に私はギターケースに入れています。値段も安い物から高いものありますけど千円以下ので十分です。
安すぎるのも考え物ですが…
古い弦を外して掃除
ロックナットのスクリューを緩めて弦を緩めるのですが、その前にブリッジ下に布を挟んでおきます。
これはブリッジが下に沈んで裏のスプリングが外れるのを防ぐためです。
こうしておく事により、よりスムーズに弦交換が行えます。
では弦を十分緩めてちょうど真ん中あたりでカットします。ちなみに私はテンションバーは外しません。
弦をすべて外したので、ここで指板やピックアップ周辺等軽く掃除します。
フレットの磨きには私は無印良品の貴金属磨きを使っています。
この貴金属磨きは他の金属パーツにも使えるので便利です。簡単にピカピカになります♪
ただしゴールドパーツなどはメッキが剥がれる可能性があるので注意!
弦を張りチューニングする
掃除も終わったら弦を張っていきます。
注意ポイントがいくつかあります。まず弦を固定するためにブリッジのスクリューを回し弦を挟んで固定するのですが、決して力づくで締め付けない事!!ねじ山がつぶれたりインサートブロックが割れてしまいます。
締め付けていき最後軽くキュッと締め付けるだけで十分固定されます。
使用弦は私はElixer OPTIWEB 09-52の7弦用セットです。
ボールエンドのカット位置は画像のように巻き弦では折り返しよりボール側5mmぐらいの所、プレーン弦は巻いていない部分をカット。カットしたら先に全部ブリッジに固定してしまいます。
この時、チューニング微調整用のスクリューは完全に緩めた状態から2回転ぐらい締めた所ぐらいにしておきます(丸いシールが貼ってある所)
それではすべての弦を張っていきますが、弦をねじった状態で張らないように弦をしごきながら真っすぐにしてペグポストに差し込みます。
私のギターはロックペグなのでペグポストに巻き付ける作業はありませんが、巻き付ける普通のタイプのペグであればペグ約2つ分の所で弦をカットします。
6・5弦でだいたい2巻きぐらい、4~1弦で4巻きぐらいになればOKです。
全ての弦が張れたら弦をよく伸ばし、いらない部分をカットしてチューニングしていきます。
弦が張り終わりました。
軽くチューニングしたらここでブリッジに挟んでいた布などは外してかまいません。
布を挟んでおいた事で弦高などのセッティングはあまり変わらず行えます。
しかしながら、弦のメーカーや太さを変更した場合は高さやオクターブチューニングの調整が必要になります。
今回ブリッジの沈み込みを防ぐために布を挟み込みましたが、柔らかくボディを気付つけない物であれば何でも構いません。
最近はそれ用のグッズがあったりします。(下記画像)
あったら便利だとは思いますが、代用品あれば無くてもいいかな~とは思います笑
以上で弦交換は終わりです。ブロックの沈み込みを防ぐのが自分的にはフロイドローズの弦交換のポイントだと思います。あとは他のギターと同様、特に難しい事はないと思います。それよりチューニングが慣れないと大変なんですよね…それは今後の記事で紹介しようと思います。
でわ( ̄^ ̄)ゞ
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