ギターを始めて少し経ち、曲が少しだけど弾けるようになってきた。しかし簡単なフレーズなのに、うまい人とは何か違う…。
そう感じる方は少なからずいると思います。私もそう感じたことはありました。では、何が違うのか?
私なりにここに気を配れば簡単なフレーズならうまい人に近づける!うまくなる!そんなポイントをいくつか紹介したいと思います。
チューニングはシッカリとする!
基本中の基本ですが、初心者の頃はここに時間をかけてる方は少ないと思います。
チューニングメーターを使い各弦をしっかり合わせる。これだけでも多少うまく聞こえるモノです。

チューニングをするという事は音痴を無くすという事。
狂ってる状態で弾くという事はその時点で下手に聞こえます。合ってないんですから…。
ギターに限らず楽器を始めたからにはずっと付きまといます。1回コード弾いただけで狂うようなチューニングは完全にOUTです。フロイドローズなどアームの付いたギターは初心者の方は苦労すると思いますが、何度もチューニングをすれば必ず合います!
また、オクターブチューニングも大切です。12フレット以上のチューニングを正しくする為のモノですがこれが狂っていても音痴になります。
作業は少しだけ面倒ですが覚えれば簡単。音痴になるのが嫌ならやるしかないのです!!笑
最近は7弦以上のギターも普通になりました。7弦以上になるとチューニングメーターのピッチが悪くなり精度も悪くなりがちです。その場合12フレットを押さえたりハーモニクスで合わす方法もありです。しかしこれはオクターブチューニングが合っている事が前提です。
とにかくチューニングはおろそかにしてはダメです。
音の長さを意識する
曲を弾いている時に音の長さを意識しているでしょうか?
音の長さも上手さに繋がる1つであり、初心者の方の中で意識できてる方は少ないと思います。音楽学校に通っているならばそういった事も含め指導されるのでしょうが、独学であれば中々気づきにくいものです。

私も独学でやってきましたが初心者の頃は考えもしなかったです。TAB譜をみてその通りのフレットを押さえていくのみでした。
過去、それなりに弾けるようになってからは何度か「ギターを教えて」っと知人に言われたことあります。
その知人はなんとなく弾けてはいましたが、フレット移動やコード変わるときに音が途切れるのが多い印象でした。そこが休符ならば問題ありません。ですが全音符のパワーコードの時などです。もちろん最初は押さえるのも大変なのでしょうが、曲自体は分かるぐらいに弾いているのに切り替わりで途切れてしまっているもったいない感じでした。
これでは聞いている方は滑らかに聞こえない詰まった印象に聞こえます。
ほんとに始めたばかりでは無理だと思いますが、何となく曲を弾けるようになってきているのであれば、音の長さを意識する事で滑らかに聞こえるようになります。
その為にはコピーしてる曲があればその曲のギターパートをよく聞き、聞こえたそのままをコピーすることが大切です。
曲のテンポを意識する
上の音の長さを意識するのと同様に、テンポを意識する事で聞こえ方が変わってきます。

今、弾ける曲があるのであればその音源に合わせて弾いてください。その場合ガイドとなる音源がしっかり弾いてくれてますから当然弾けてるように聞こえるでしょう。
ではその曲のテンポに合わせたメトロノームの音のみで弾いてください。リズムが崩れずに弾けるのであれば問題ありません。しかし合わなくなるようだと、しっかり頭の中でカウント出来ていない事になります。
実はそういう私も中級者ぐらいになるまでメトロノームの練習などほとんどした事はありませんでした。しかしある日、メトロノームで合わせてみたら意外にも弾けました。自分の場合はコピーの時、音の長さを意識していたので自然に頭でカウントとって練習していた?!のかな
長い目で見るといつしか出来るようになるのかもしれませんが、初心者の時からテンポを意識すればリズム感もかなり鍛えられると思います。
ソロパートの速弾きにしても急ぐあまり、テンポが無茶苦茶にならないようにゆっくりしたテンポから確実に合わせて弾けるようにするのが良いと思います。
フレーズにニュアンスを付ける
ニュアンスといっても多岐にわたりますが、まずはスライド・ビブラートを使えば音の表情はガラッと変わります。単音で弾くにしても、ただ弾いたのではどこか無機質な感じです。そこにニュアンスを付けると表情が出てきます。歌と同じでまさにその人の個性が出る部分です。

スライドは低い音からやるのと高い音からやるパターンがありますが、まずは低い方から練習します。スライドは何度かやってると慣れてくるので安定するまで繰り返し練習します。
難しいのはビブラート。意外にも奥が深く、曲のテンポに合わせてかけたり、音の波の強さ(どれだけ強く掛けるか)を曲調に合わせて感情を入れてかけないと適当に震わせるだけでは気持ち悪く聞こえたりします。
スローテンポのバラードなのにやたら小刻みな荒っぽいビブラートは合いませんよね笑 また全ての音に対して掛けていては感情も何もありません。
歌を歌うように要所要所でかけるのがポイント
チョーキングの音程をシッカリ合わせる
チョーキングのピッチが最初からバッチリ合わせられる初心者の方は少ないと思います。まず力いるし指痛いですよね。
でも、しっかりと目的の音に上げなければチューニングと同じで音痴に聞こえるのです。目的の音の高さは隣のフレット音が半音。2フレット高いのが1音チョーキングの音程。
まずは半音上げ、1音上げのピッチをしっかり合わせられるように練習しましょう。
ジャズでは出てこないチョーキングですが、ロックをやるならしっかり決めたいですね。泣きのギターはチョーキングにかかっています!
まとめ
とてもシンプルなフレーズでも上記の例をしっかり決められれば、うまく聞かせる事が出来ると思います。速弾きや高度なテクニックもこれらが出来ていないと全て台無しです。
- チューニングは全ての基本!しっかりチューナーで合わせる
- 音符の長さを意識する。伸ばすとこは伸ばす!切るとこは切る!
- テンポを意識する(頭でカウント取ったり、体でリズムを取る)
- フレーズにニュアンスを!自身が歌うように弾く
- チョーキングの音程はバッチリ合わせる
これを書き終わって改めて自分でも確認していました笑
一度に全ての事を気を付けるのは大変ですが、自分の演奏している所を動画で撮って自分自身を確認するのは、客観的に見れるのでおススメです。
まずはしっかりチューニング。
そしてテンポと音の長さ。
ここから見直すだけでも違ってくると思います。
参考になれば…
でわ( ̄^ ̄)ゞ
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