(*こちらの記事は以前のブログ2017年のものから引き継ぎ再編集したものです)
私がおすすめする教則本のご紹介です♪ 世の中には現在無数の教則本がでています。その中で全ての方が満足できる教則本・ビデオは無いと思いますが、私自身「これは!」っと思ったおすすめの教則を紹介したいと思います^^
こちら↓↓↓

「ギタリストなら誰でも持ってる“脳内コード・ブック”覚醒法」(CD付) 著者:藤岡幹大
実際にプロは演奏中にこんな事を考えながら演奏してますよ。という目線で書かれた本なので、今までのコードブックなどとは違って実に実践向きのコード教則本なのです!!
私は独学でずっとギターを弾いてきたのでいろんな教則本を見たりしました。ですが大概の物はコードの仕組みや形を覚えて、ダイアトニックコード、その次にコードの役割や進行のルールや例題を弾いて覚えるというのが大体の教則に書かれているものです。 これはこれで正解なのですが独学で勉強している私にはその先が知りたかったりします。
実際に演奏してる時に何を考えながら弾いてるのかという事に触れられているものは少ないと思います。
ただ覚えただけでは譜面を見て知らないコードが出てきた時に対処出来なかったり、アドリブでテンションを含めたコードを弾いてみたり出来ないし、新たなコードを作れなかったり。 記憶するだけでも大変です!
まさにそういう事にならないようにコードの作り方・考え方を書かれた良本だと思います♪
著者・主な内容
世界的アーティストのライヴ・サポートや『アドリブ・ギター虎の巻』シリーズでもお馴染みの知性派ギタリスト:藤岡幹大氏が、ユニークかつ実用第一の切り口で教える「コード」の総合解説本です。 本書では、譜面やダイヤグラムを見てその押さえ方をひとつずつ覚えてもらったり…などはしません。
まずはコード・ネームの仕組みを端的に理解してもらい、それをもとに各自がコード・フォームを頭の中で導き出せ、指板上に移し替えられるようになるまでをサポートします。
このノウハウを一度マスターしてしまえば、以後はコード・ブックやダイヤグラムさえも不要になるばかりか、自分自身でもコードを編み出せるようになります。
第1章 脳内コードの基礎をインプット
コードって何だろう?①「メジャー・トライアド」
コードって何だろう?②「マイナー・トライアド」
ズラして覚える移動可能なトライアド①[6弦ルート]
ズラして覚える移動可能なトライアド②[5弦ルート]
音と音の距離「インターヴァル」の見方①
音と音の距離「インターヴァル」の見方②
4和音の「セヴンス・コード」
様々なディミニッシュ系コード
ドレミファソラシドから生まれる「ダイアトニック・コード」
マイナーkeyのダイアトニック・コード
ダイアトニック・コードの「ファンクション」
「アヴォイド」(禁止音)って絶対に弾いたらダメ?
ボックス・ポジション中のインターヴァルの見え方
コードの構成音には優先順位がある?
コードを彩る「ナチュラル・テンション」
第2章 脳内コードの幅を広げる知識
ボックス・ポジションで見るダイアトニック・コード①[6弦ルート]
ボックス・ポジションで見るダイアトニック・コード②[5弦ルート]
1&2弦をテンション音に使うアイデア①[6弦ルート]
1&2弦をテンション音に使うアイデア②[5弦ルート]
メジャー・スケールのボックス・ポジション内にあるテンション音[6弦ルート]
メジャー・スケールのボックス・ポジション内にあるテンション音[5弦ルート]
ブルース進行にテンション音を加える2ポジション
「メジャー・トライアド」5種のコード・フォーム
「マイナー・トライアド」5種のコード・フォーム
「ドミナント7th」5種のコード・フォーム
「マイナー7th/メジャー7th」5種のコード・フォーム
知的に響かせる!?「クローズド・ヴォイシング」
異なる表記なのに同じヴォイシングが存在する?
ナチュラル・テンション以外のテンション①「ハーモニック・マイナー」
ナチュラル・テンション以外のテンション②「オルタード」
ナチュラル・テンション以外のテンション③「コンディミ」
テンション音が進む方向
Column コード表記のあれこれ
第3章 ハイセンスな脳内コード・テクニック
アッパー・ストラクチャー・トライアド①[マイナー]
アッパー・ストラクチャー・トライアド②[メジャー]
アッパー・ストラクチャー・トライアド③[ブルース]
転調に対応するカッティング
転調に対応するアルペジオ
「ロー・インターヴァル・リミット」を知る
ストローク時のアクセントのアイデア
4度で積み重ねた和音「4thビルド」
「インヴァージョン(分数コード)」の基本①[6弦ルート]
「インヴァージョン(分数コード)」の基本②[5弦ルート]
「インヴァージョン(分数コード)」の基本③[4弦ルート]
コード進行でインヴァージョンを実践
5度コードと歪み音色に有利なヴォイシング
カポタストを使った演奏アイデア
7弦ギターはロー・インターヴァル・リミットに気を付けて!
異弦同フレットのハッタリ・コード
簡単な解説
ずら~っと内容を並べてみましたが、第1章についてはコードの基本! ここは今まで世に出ているほとんどの教則本とほぼ一緒の内容です。つまり基礎です。
ここはどうしても覚えないとダメな項目なので初心者の方は避けて通れない記憶地獄の項目でもあります(笑)
第2章がこの本の目玉項目にして私が知りたかった内容です!!
いろんなギタリストがいるので考え方は人それぞれですし、コードを知らないけど感覚で覚えているというギタリストも大勢いらっしゃいます。あの布袋寅泰さんもコードなんてあまり知らないらしい?! ただ長年の経験とコツがあるんでしょうね^^
そのコツがこの第2章以降なんじゃないかな?!と思います。
そのコツを自分で気づける人もいれば、この世とさよならするまで気づけない方もいるでしょう(笑) 本を読んでみれば「あ~そういう事か!」と思う人もいれば「そんなの知ってたよ!」と言う方もいらっしゃると思いますが、独学でギターをしていると自分の考え方は果たして合っているのか?不安になる事があります。
ギター講師もされていて、何冊も教則本を書かれている藤岡幹大さんの本なのですごく分かりやすい。 初心者にとっては専門用語がいっぱい出てきますので難しく覚える事も多いかも知れませんが、この本は順番に読み進めていく物ではなく、自分に今必要な事項を見ればいいようになっているのでコードについて知りたい方、全ての方にオススメだと思います!!
例えばテンションコード。 大体の教本ではC6は1.3.5.7度の7の代わりに6度足して、はい。こんな押さえ方。 CM7(9.13)は1.3.7度に9.13足して、こう押さえるんだ!と表で表わされ、ただそれを「覚えなさい」と…
はい。嫌になりますね 笑
この本ではそういう書き方はされていません。確かに覚える事はたくさんありますが、指板上にスケールポジションや音名が見えていれば知らないコードでも自分で導き出せる方法が書いてあります。
第3章 ここはもう少し足を踏み入れたコードテクニックについて。最近の他弦ブームもあるので7弦ギターについても少しだけ触れられています。
今までこういう視点で書かれたコードの本は無かったんじゃないでしょうか? 全て覚えるのではなく迷った時の参考書として、家にあってもいいんじゃないかな~と思う。
私が、藤岡さん好きなギタリストだからという訳でないのですが 「これはいい!!」と思った絶賛の教則本の紹介でした♪
2020年4月現在Amazonでは入荷未定となっています。(入荷あり次第発送) もしどこかで見つけたら手に取って見る事をオススメします!
でわ( ̄^ ̄)ゞ