藤岡幹大氏、初のシグネィチャーモデルとして２０１６年１１月の楽器フェアにて一般にお披露目されたこの７弦モデル。
それと同時に６弦モデルも発表。そして同年１２月には受注予約がスタートしました。
私は予約開始の案内後、翌日すぐにESPショップへ行って購入手続きをし約半年後に手にする事が出来ました。
発表前の１０月頃から本人が使用していたのをあって、見た目もスペックも私にはドンピシャで迷いなく購入したのを覚えています笑
今回は購入した７弦モデルのレビューしてみようと思います。
スペック
まずはスペックから
| BODY | Alder |
| NECK | Hard Maple |
| FINGERBOARD | Rosewood |
| FRETS | JESCAR FW57110-NS, 24frets |
| INLAY | MOP Dot |
| SCALE | 648mm |
| NUT | Locknut (R7S/48mm) |
| CONSTRUCTION | Bolt-on (T-5 Ultimate Access) |
| TUNER | GOTOH SG360-07 MG-T |
| BRIDGE | Floyd Rose 7st |
| PICKUPS | (Neck) EMG 707TW, (Bridge) EMG 707 |
| CONTROLS | Master Volume, Master Tone, 3WAY Lever PU Selector Neck PU Single Mode & Direct Switch |
| COLOR | Vintage Burgundy Mist |
スペックはごく一般的な物が使われています。特に変わったものはありませんね。しかし明らかに使われている材はいい物が使われているのが見ればすぐわかります。
ネック材のメイプルや、今となっては貴重となってきたローズウッド指板。ネックサイドには蓄光材のルミインレイが入っています。
ギターの重さは少々重め。
GOTOH製のマグナムロックペグで弦交換がしやすく、尚且つチューニングの安定性が向上しています。
ネックジョイントはダイヤモンドカットと言われるESP独自の形に成形されていて、弾きやすいように１弦側の角が丸く整えられており５点止めでネックがしっかり固定されています。
ピックアップはEMGのアクティブPUなので電池駆動となっています。このギターで初めてEMG使いましたがコンプ感があり弾きやすいですね。
ビンテージのバーガンディ色に塗装されたボディがかっこいい♪ この色は藤岡さん本人曰く、ESP渋谷店に展示してあった1962年製ビンテージのストラトキャスターの色が気に入って、その色を再現してもらったようです。
こちらの動画の1：43～のストラトですね。
このスナッパーにはボリュームノブとトーンの間に身にスイッチが仕込まれていて、これをオンにする事でPUセレクターがどのポジションにあっても強制的にフロントPUのコイルタップが選択されるようになっています。
これは藤岡さん自身がバッキング等でリアのシングルをほとんど使わないという所からこのスイッチを付けているのだそう。スイッチ一つで強制的にシングルのフロントになるというのはいろんなジャンルを弾きこなす藤岡さんならではの選択だと思います。
藤岡さんがこのシグネイチャーギターに求めたもの
僕がギターに求めることは、仕事で問題無く使えること。「問題無く使える」と言うのは、ピッチが良くてネックが丈夫で環境に左右されない。特に、フロイドローズだと起こりがちなローポジションでのピッチの甘さがこのギターは完璧。僕にとっての理想的なギター。
スイッチング１発でフロントのシングルコイル・モードに切り替えられるのは、僕には必須のアイテム。
藤岡幹大
この言葉通りこのギターはピッチがとてもいいです。通常フレットを押さえると音程が＃して、フレットの押さえる場所によってもチューニングがバラバラになりがちですが、このギターはそれが少ない。
また何度か東京～大阪間を新幹線や飛行機で長距離移動した事もありましたが、ネックが動くことなく丈夫という印象を受けました。
一度チューニングを合わせると、このギターは激しいアーミングをしてもほとんど狂いませんし、何といっても弾きやすい！！
コレに尽きます。
ESPギターを持って
ESPギター。みなさんはどういう印象を持っていますか？
私は初めてESPのこのギターを手にした時、何の違和感もなくシックリ手になじみ、弾きやすいと思いました。
これってすごく大事で違和感あるとやっぱりずっと気になるんですよ。
私はIbanezギターが大好きです！所有してるギターもIbanezだけでも１０本はあります。でもそのどれよりもこのESPのFujioka Customが一番弾きやすいです。。一番気持ちよく弾けるギターなのです。
ギターの鳴りもいいですし、チューニングも狂わない。サスティーンもいいし歪ませた時の倍音成分も気持ちいい。デッドポイントもないし、しっかり作りこまれています。ここまで精度の高いギターですから値段高くても納得できます。
他の同じモデルを実際に使った事が僅かしかないので、個体差は分かりませんが間違いなくよくできているギターではあると思います。
このギターは私にとっては間違いなく当たりの１本！！
一生ものになると思います。
またこのギターには生前、藤岡さん本人からサインを頂いています。そして大村孝佳さんのサインも並べて入れてもらいました。
もう手に入らない貴重なギターとなりました。
サインが擦れて薄くならないようにタブレット用の画面保護シートを貼っています。これは塗装しなくてもサインを保護できるのでかなりおススメです♪
でわ(￣^￣)ゞ